ネジの基礎知識!小ネジができるまでの工程

小ネジができるまでの工程と伸線の特徴

小ネジができるまでの工程は、主に3つに分けることができます。伸線と冷間圧造(ヘッダー)と転造(ローリング)の三工程です。一番最初は、『伸線』という作業になります。小ネジの原型は、コイル材と呼ばれるコイル状の材料です。ネジには、鉄やステンレスなどの素材があるので様々ですが、鉄の場合は、高炉メーカーが鉄を線材にして納品されたものを直線機と呼ばれる、コイル材の曲線の線材を直線に伸ばす機会に入れて、次の工程へと送ります。

冷間圧造の方法とその特徴

伸線に続いての工程は、ネジの頭の部分(ヘッダー)を作る工程になります。冷間圧造とは、素材を加熱せず、金型を使用して、圧力を加えることにより、成形する方法です。大量生産する小ネジ向けの製造方法ともいえます。金型を作るには、時間と費用がかかりますので、小ロットのネジの作成には不向きです。冷間圧造は、精度も高いので、均一な製品を作成することができますので、注文数どおりの数を量りで計って納品しなくてはいけない中小企業のネジ屋には最適な方法ともいえます。

転造(ローリング)の方法とその特徴

冷間圧造で作った工程だけでは、リベットといい、ネジが切れていない、つるつるな素材の釘のようなものになっています。この状態をブランクと呼ぶのですが、ブランクを転造ダイスという機械に入れて、転がすようにして、ネジ山をもみ上げます。以上の三工程でネジは作られます。この後、作られた小ネジに表面処理や鍍金をかけたりして、強度を強める工程も行う場合もあります。ネジは、頭の形やネジ部の形やサイズや、素材、鍍金など合わせると無限と種類があるので、工程も様々です。

ねじの販売はとても安定した利益を生み出す事が出来ます。ねじは単価が安い部品ですが、その分だけ多く発注されます。